毎年の高野山参詣。
今年は、ひとりでご挨拶をしてきました。
空海さんに、壇上伽藍では、今回は根本大塔へ行くように言われ、しばし大日如来様とお話をしてその意味がわかりました。
もはや授かるものは何もなく、これからは、すべて満願を得た上での仏様たちとのお付き合いになります。
「あなたはもう何もしなくていいよ」と、真理存在どなたさまにも言われてきたこの半年。何もしなくてよいと言われても、意味がわからないではないですか。
それは、今までの世では、個人のことならず、みえない世界において、国のことから宇宙全貌のことまでやり尽くしてしまい、それ以上、他が各々やらなくてはいけないことまでやらなくてよい、ということです。
あぁ、そこまでやってきていたのだな、とやっと認識に落ちていたこの頃。
今日の奥の院では、空海さんに呼ばれて対面し、「そなたには、感謝しかない」と言われ、その深い意味も理解に至る。
昨年の高野山合宿前に言われていた、光明大日如来の称号。それは、即身成仏を表す。
ただ今までの時代と違うのは、胎蔵界曼荼羅が完成し金剛界と統合したということを表す。
今までは、独鈷杵、三鈷杵、五鈷杵という金剛杵がありました。胎蔵界のものはなかった。それが即身成仏した時に身の内につくられていた。今はそれをもって、あらゆる人生の課題が解けるようになる、その助けをすることができる。
大日経は、まだ明かされていないものがあると、それも昨年の合宿時に空海さんより伝えられていました。それを体得したということ。それは、従来の弥勒の珠では成せなくて、仏界以上の真理領域の統合を果たしてきたから可能となったことであるということがわかる。
胎蔵界の完成は、女性性の完成を意味する。
これから、真の意味で、女性を救済していくことができる。いえ、もうすでに、足元から多くの女性たちが、真の幸せを生き始めている。それはそれは長い転生での記憶のプログラムまでをも、愛の力により溶かしていく。
最近、その実りを実感していたところ。
空海さんより、自身がそれをなし得なかったことを言われ、その完成を喜び、大層感謝された今日の参詣でした。
このように書くとすぐにコピー版が出回りますが、そんなに容易に体得できることではないことは、今まで受講されてきた皆さんがよくよくご存知です。
一から出直しなさい。
最近、そう言われている人も多分にいらっしゃいます。
意気揚々と自信満々にいた人ほどわかっていない真実。そんなものです。
誰かがなれたから、私もなれる。
そのまやかしの宇宙意識から卒業しましょう。
「誰か」ではなく、「あなたは、何ができるようになりましたか」
その問いに答えられるようになって、あなたは真に幸せに生きられるようになります。
真の女性性を知り得た男性もまた、真の男性性を生きることができるようになります。
どうぞ、いつでも扉は開いてお待ちしています。門をくぐり学び得て見えてくる世界です。
歴史を辿っても、少なくとも27世紀以上はこの世にはなかった真の愛。その素晴らしさを体得していきましょう。必ず幸せに生きることができるようになります。
天結
岡崎美穂