先週、内宮前にある杉風荘で、春を楽しむ会があり、全日本作法会家督総本部の宇仁陽子先生に桜のお話を聞く機会に恵まれました。
ちょうどお庭に舞う桜吹雪を眺めながら、和装を召した先生の優しい語り口で、桜のお話を聞く時間。心がやわらぎます。
桜と五十鈴川を眺めるお庭
桜が咲き誇るのは、365日のうちたったの5日間だけ。残りの360日のお手入れがとても大切なのだそうです。
どんな道も同じですね。
日々の積み重ねが、美しい花を咲かせます。
そして、
いつもおもてなしの心で迎えてくれる赤福さんお手製の三色だんごにほうじ茶。優しい色目とお味でした。
コロナ収束を願い、口と十の形を合わせる叶え結びのキーホルダーをつくり、
最後に、手焼きの花器と春の花々をいただきました。
私のは、可愛らしい八重桜
枝が1本お辞儀していました。
これも自身の心の現れ^^
お隣に座っている方と、伊勢のことと北海道の旅のお話もできて楽しいひと時でした。
その土地にある春を楽しむ
こうして皆さんと季節を感じながら、風土と人に思いをかけて時間を重ねていくことの大切さを感じました。
ここに在る
日本の心
神さまを奉り、人を心から思い、皆さんでつくりあげている国
伊勢にいると、いつもそう感じます。
そう書いている今ごろ、時はうつろい、次の季節を迎えています。
主催:五十鈴塾さん
幅広く文化と教養が身につく伊勢の学び舎
いつもありがとうございます。
杉風荘(さんぷうそう):伊勢志摩サミットの時に、各国のファーストレディが会食した和風の建物。
前日に、通りすがりご近所の方にもその時の様子を伺っていました。いつも偶然が必然ですね。
今も私たちは歴史を紡いでいる。
どんな時代でも、人の営みは続いてきました。
各地それぞれの春が、ささやかにも心豊かに過ごせますようにと祈ります。